やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

コロコロコミック9月号に見る子供の礼儀 その2

スプラトゥーン

別冊コロコロから本誌に移ってきた「スプラトゥーン」漫画、ゲームの人気が凄いというのもありますが、このマンガのボケ倒し具合はとても面白いですよね。

コロコロコミック9月号で、このマンガにもグッと来ました。
今回の対戦相手「はぐれチーム」のマジメさが美しいと思ったのです。
「はぐれチーム」はノーテンキなイカたちに愛想を尽かしてはぐれることにしたマジメなイカたちです。
毎回毎回、よくもまあ個性的なイカたちが登場するもんだと感心しますね。

僕はこのチームのマジメさがすごく好きです。

マジメの何が悪いんでしょうか?
僕自身もマジメ(な、つもり)だし、他人のフマジメさに辟易するタイプです。このチームの気持ちがすごくわかります。

他人に対する肝要さとか、状況に応じた臨機応変さといった事はまた別の話でして。基本的に人間って(イカって)、マジメな方が美しいと思うんですよ。
ゴーグルくんがウメボシをあげようとした時に、ツッコミつつ、ちゃんと丁寧にお礼をするシーンがありますよね。このシーン、単なるギャグではなく、大変美しいシーンだと思いました。

また、助けてもらったらチームメイトにもちゃんとお礼を言っているシーンもまた美しい。コマの片隅にちょこっと描かれているだけだけど。人はこうあるべきです。

漫画がマジメをバカにしている訳ではない

別に主人公たるブルーチームがフマジメに描かれているようには感じられないのがこの漫画の上手なところです。単純に、全力大真面目に楽しんでいるだけと言えばそうでしょう。
はぐれチームのマジメさも、その徹底さにツッコミ的な驚きはあれども、マジメそのものをバカにするトーンではありません。
ブルーチーム天真爛漫さ、行動の意外さに対する対比がハッキリしていて、メリハリよく描かれていると思いました。

小学生男子が読む漫画です。
ふざけている事が良いことという描かれ方ではない事に安心します。
はぐれチームの礼儀正しさはもう少し強調しても良かったのですが、全国の小学生男子は是非、彼らの真似をして欲しいものです。

ちなみに「インクはすみずみまでしっかり塗る」は作戦の一つとして結構効果的だと思います。そこで差が出る事もありますよね。
僕も短射程連射型シューターの時は結構綺麗に塗ってます。というか、綺麗に塗れるシューターが好きです。

マジメと言えば「マジで!!まじめくん!」ですが…

スプラトゥーンとは全然無関係の話ですが、「まじめくん」というマンガも同紙に連載されてますよね。マジメが行き過ぎるマジメくんのエスカレートマジメが笑えるギャグマンガです。
このマンガはギャグマンガなので素直に笑えて嫌いじゃないのですが、ちょっと読んでて心苦しい時があったりするのです。

まじめくんのマジメさって優先順位を間違えているんですよね。本当に大切なことは何なのか適切に判断している訳ではないんです。マジメだけど間違えている。
その行動が安全であるのか?物事がスムーズに進むのか?周りの人は快適なのか?自分が心から楽しめているのか?
そういった価値判断の無いままマジメさだけが出ると、苦労するんじゃないかなって思うんです。
まあぶっちゃけ言うと周囲にそういう人がいて色々思うところがあるんですが
まじめくんにはすくすく育って欲しい。繰り返しますがマンガ自体は嫌いじゃないですよ!

スプラトゥーンから話が外れました。

そう、健全に楽しむことが一番です。
スカルが密かにウメボシ一瞬で食べてるシーン、すごく良かったと思います。
来月も楽しみにしてますー。