やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

コロコロコミック9月号に見る子供の礼儀 その1

デュケシカスターズ編

コロコロコミックに「デュケシカスターズ」と題された読切が載っていましたね。 デュエルマスターズとケシカス君のコラボレーション作品
ボウズとワルオがデュエルマスターズで遊んでいて、暇なケシカスくんがジョーを呼び、4人でペアデュエマをするという展開。
ギャグを交えつつデュエルマスターズの面白さがよく伝わる話になっていると思います。

注目のシーン(冒頭)

しかし本筋の内容よりも僕がすごく注目したのは冒頭のシーンです。ケシカスくんがボウズのお母さんに「友だち、もう1人呼んでいい?」と電話を頼んで、お母さんが電話して、ジョーくんが来たところ。
ジョーくんはお母さんと来ました。ボウズのお母さんとジョーくんのお母さんは、まあまあ親しい様子。敬語で話しつつも、自宅に招待するくらいだから、他人行儀な仲では無い様子がうかがえます。
(ちなみにジョーのお母さんと言えばるるだけど、このデュケシカスターズでは遠目に描かれるだけ)

小学生男子(マンガではケシカスくんだけど)が友達を家に呼ぶ姿が描かれています。
友達を家に呼ぶ方法は様々だろうけど、このマンガで描かれた姿はおそらく「何も瑕疵の無い理想の方法」だろうと思います。
読者である小学生男子に、一つのモデルを提示しています。

僕にも4年生の息子がいます。息子の友達は、何人かは知っていて、その子たちが大変礼儀正しい子たちである事も知っています。しかしそれでも僕は、自分のいない家に息子が勝手に呼んだ友達が遊びに来ているというのは多少の不安を覚えます。
まあ、子供心溢れる僕の部屋にゲームやらマンガがたくさん置いてあるからかもしれませんが。大きい金庫があればそういう不安は減るのかな。

いい加減だった?自分の子供時代

僕の小学校時代は、大変、大らか(というかテキトー)でした。時代もそうだし、我が家がそうでした。一緒に遊ぼう、となったら、うちに友達が来ることも多かったです。
僕は自分の判断で好きなように友達を呼んでいました。もちろん自分のや家族の生活サイクルがあるので、それに合わない場合は「今日はうちはダメ」としていました。決して無制限に友達が出入りしていたわけではありません。
あんまり親しくない人は呼ぶことはなかったし、うちに出入りする友達の家にも、同じような感じで似た頻度で遊びに行っていました。

しかし今、大人になってみると、それはあまりに大らか過ぎたと思うのです。
僕は友達の家ではご家族に礼儀を欠かさなかったと思うし、友達に対しても、その家のものに対しても失礼な事はしなかったつもりです。
僕の友達もそうです。僕の家を勝手にうろついたり、勝手に家のものに触ったような人はいませんでした。それが僕らの当たり前でした。
「お邪魔します(お邪魔しています)」「ありがとうございました」そういった挨拶も、僕らは絶対に欠かしませんでした。
そういう友達で集まっていました。だからこそ僕らの親は大らかだったのかもしれまん。
いま思うと、それは本当にたまたまだったのかもしれません。

親は友達を心配する

そういえば同級生の中には「家に友達を連れてきちゃダメ」と言われている同級生もいました。
その時は特に深く考えずに「へえ、そうなんだ、じゃあ外で遊ぼう(もしくは誰かの家にいって遊ぼう)」と言っていました。その同級生の家に行った事はないけど、誰も気にしてませんでした。
その同級生の親御さんの気持ち、今ならわかります。

親になると親の気持ちは本当にわかりますね。友達の家に初めて行くと、友達のお父さんやお母さんから「◯◯くんはどこに住んでるの」 「お父さんは何のお仕事をされてるの?」と雑談の中で聞かれたりしてました。僕も皆も本当に何も考えずに答えてましたが、これらの質問の意図も、今でこそ理解するのです。
別に子供の友達を信用していないわけではなく、線引きの問題なのです。

これから子供の交友関係を把握できなくなっていく

僕の息子の友達って、その親御さんもよく知っている子が多いんですよね。
まさにこのマンガのように、親同士で連絡して遊びに連れて行く事も、あります。だから安心できているところもある。
しかし高学年になって来ると、そういうパターンばかりでなくなってくるかもしれませんね。知らない子も遊びに来るようになるかもしれません。どんな子供がいるかはわかりませんからね。中学校になったら、もう把握は難しいのでしょう。

今後は息子に、友達の家に電話をかけて、遊びに行っていいか、遊びに来ないかという約束を取り付けて遊びに行くということを教えます。
そして友達のお母さんに初めて会う時は「こんにちは。◯◯くんのお姉さんですか?」と言うように教えたいと思います。